けろやん。メモ

はじめまして。こんにちは。

 雇用に関する千差万別:差別という話じゃないよ。

雇用に関する記事。ある種対極的な記事を目にしたので、書いておこう。

1.情けは人のためならず(後略)、という話なのだろうか?

Q:大事な時になると行方不明になる部下に手を焼いている。

笑ってはいけないのかもしれないが、笑ってしまった。

プロジェクトが佳境に入ると、会社に来なくなったり、連絡を絶ったりする部下がいます。

という人生相談に対して、インターフュージョンコンサルティング代表取締役会長は、次のように応える。

実は今,私も同じ悩みを抱えています。部下の1人が,肝心な時に必ず音信不通になるのです。

おお、回答者さんも同じ悩みを抱えているというグッドタイミング。で、慈愛に満ちたアドバイスが続く。

あなたもぜひ,部下の行動を理解し,最後までフォローする大きな器と,温かい心を持ってください。「そんなの割に合わない」と思うかもしれません。でも,「情けは人のためならず,めぐりめぐって己がため」。他人に温かく接していれば,将来それは必ず返ってきます。それでも納得できなければ,「できない部下をうまく使うことで,自分のマネジメント力を向上させられる」と考えてください。多少は気が休まります。
(太字化は引用者)

災い転じて福にしろ、という流行のオプチミズムですかね。あるいは、オプチミストになって、気休めしろ、というネガティブ・オプチミズムかな。

ここまでやっても,どうにもならない部下だったら? 仕方ありません。切りましょう。
(太字化は引用者)

おお、粘り強く頑張った、偉い人は違うな。だが、そうすると回答者が冒頭に述べた「肝心な時に必ず音信不通になる部下」は、まだ切るまでに至っていないってことかな。ふむ。・・・っていうか、「自分のマネジメント力」云々の前に、自分の部下に対して、病院で受診することを勧めてやれよ。

2.それなら一緒に働けない

http://www.asahi.com/life/update/0519/TKY200705190129.html

個人加盟できる労働組合が話の主題になってしまい(というかそれがなかったら別に記事にはならんわな)、状況がはっきりしないのだが。

ところが3月、ファミレスの新店長に「髪の色を黒くしなさい」と指示された。極端な茶髪ではないし、店では規則通りに束ねている。1週間考えた後、拒否した。店長からは「それなら一緒に働けない」と告げられたという。

私は、自分の髪に重きを置かないので、「ハゲにしろ!」と言われても拒否しないけど、この女性はこだわりがあったのだろう。論点は「店の規則」に、「茶髪の基準」が記載されていたのかあたりかな。記載されていても、おそらく包括的な記載だったのだろう*1。前店長は、問題の茶髪を認めていた(あるいは暗黙していた)という状況を考えると。

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この記事については、

http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20070526/kaiko

が、報道内容についての整理から、真相についての推理、

http://d.hatena.ne.jp/muffdiving/20070520/1179656812

は、伝法な調子ですが、対立の落としどころ等について、それぞれ書いています。ご参照ください。

(付記)
上記、muffdivingさんの文体の影響を受けた本文かもしれません。「エレガント」の見本だとR30くんに伝えてくれたまえ(muffdivingさんのことね)>nonecoさん

*1:お客さんに不愉快な印象を与える云々。