けろやん。メモ

はじめまして。こんにちは。

 情熱の歌

知人のチビッコの発表会に行ってきた。わりと親しくしている知人で、何人か子供を持つ人物である。で、その一番下のチビッコのデビューということは、聞いていたのだけど、上の子も登場すると言うことで、会場で驚いた次第。

チビッコくんは、照れ屋のくせに、舞台では堂々と大きな音で演奏していた。やはり、音の大きさが、まずは大切だよ。で、驚いたのが上の子の演奏。数年前に、聴きに行ったことがあるのだが、そのときに比べて、格段の進歩が見られた。

音の大きさは相変わらずでありながら、弱音の繊細さを出そうと一所懸命に試みていた。そして、盛り上がりのフィナーレにおける強音には、正直、度肝を抜かれた。バイオリンの駒、ギリギリのラインに弓をなぞらせて音を出す。痺れたなあ。

他のチビッコたちも一所懸命であり、そして緊張しながら演奏に臨み、演奏が終えた後に、無邪気なチビッコらしさを取り戻す。そんな無垢な子供の世界を楽しめた。演奏を失敗した子は、した子で、悔しさで膨れていたり。

最後に、教室の先生たちの演奏があったのだけど、これはあくまでオマケだったな。まあ、ピアノのセンセ(女性)は、わりと可愛らしい女性で、彼女の横顔にチラリラ視線を当てた私ではあったが。

部屋に戻り、チビッコたちに魂を抜かれたような有様な私は、薄汚い布団にもぐりこみ、惰眠を貪った。私も、楽器の練習をもっと一所懸命やらなくちゃな、と思い目が覚めた、先ごろ。