けろやん。メモ

はじめまして。こんにちは。

 『ことのは騒動』〜自分の結語はさておき・・・

日本人の言霊思想 (講談社学術文庫 483)猫も杓子も、小さな私でさえも、ブログで語る『ことのは』騒動。そして、各地で「炎上」するには至らずとも遠からず、煙くすぶるブログの多いこと。そのようなブログのコメント欄は、決して収束・発展が目的ではないから、自然と闊達なる議論(や煽り)が延々と続き、大同交錯しているかと思えば、次の瞬間に曲折分岐してしまい、「はて?このこのコメントは、どのコメントに向かいて発せられているのであろうか?」という混沌が現出してしまっている有様。

元来、野次馬根性な私です。網の目のように拡がるブロゴスフィアを細々と辿り、ブログというローカルな世界出の言説を「ふむふむ!」と眺めては、小さな頭で考え巡る日々が続いたものです。小さすぎる頭に、大きすぎた網の目は、小さすぎる頭を絡み取るには十分であり、悶々と悩まされましたものです。私と、無関係であり価値観も違うであろうと思われる他者たちが、大いに語り、諭し、罵倒する姿を目撃して、無意識のうちに、この騒動を近しく感じてしまう親和性すら沸き起こってしまった馬鹿らしさ。
 
現実世界の生活で、考えて、悩んで、解決しないといけないことが山積みなのに、「困ったものであることだよ!」というのが正直な気持ちで。誰か、私の中でケリをつけてくださいよ、という他力本願に逃避していたのが、現実です。でも、著名なブロガーさんたちが、いかに恫喝的に吼えようが、あるいは理路整然的に解析してくれようと、どうにも私はしっくり来なかった。そんなときに、大好きなhankakueisuuさんが、次のようなエントリをあげてくれました*1。引用してみます。

自らを誇る事の出来る基準を生み出し、勝ち誇る物事を探し、勝ち誇る為に戦い、ただ勝ち誇る為だけに勝ち誇る人々で宇宙は満たされている。左も右も、上も下も、北北東も、南南西も、酒も女も涙も酒も。

私の中で、パズルの片がスポン!と嵌りました。多分、騒動はこれからも続くでしょう。でも、このエントリが、今回の騒動言及エントリの真打ちであり、私の中で、この問題に対する思考は終わったと思います。ありがと、hankakuさん!!

(本稿以上)

2006年12月28日、k2から移行

*1:このエントリが、上記騒動についてのものなのか?非常に抽象的なhankakuさん節なので、不明です。私が、勝手にコジツケたものかもしれません。