けろやん。メモ

はじめまして。こんにちは。

倉知淳「作家の人たち」(幻冬舎文庫)

読了日:2021年6月12日(土)
書経緯:所蔵
書誌情報:2019年4月 単行本

<感想>
出版業界の悲哀アルアル。

デフォルメが大きいが、魑魅魍魎うごめく世界に妄想が膨らんだ。

先日書いた東野圭吾「歪笑小説」と同系列の書物だが、アルアル度合いはこちらが上かな・・・と思った。

東野圭吾「歪笑小説」(集英社文庫) - けろやん。メモ

さて。

本書は大沢在昌京極夏彦の実際のエピソードの他にも、新本格ムーヴメントの頃の界隈の動きについても触れられている。

本格ミステリファンなら興味深く読み込めると思う。

そして、なによりも倉知本人の本格ミステリへの愛情の吐露が熱くていい。

評価:4/5