けろやん。メモ

はじめまして。こんにちは。

 冷凍庫戦闘記と思い出。

太宰治初の作品集『晩年』の「葉」の冒頭である。

死のうと思っていた。ことしの正月、よそから着物を一反もらった。お年玉としてである。着物の布地は麻であった。鼠色のこまかい縞目が織りこめられていた。これは夏に着る着物であろう。夏まで生きていようと思った。

冷凍庫がブッ壊れた。
当初は底面に固まった氷結を砕けば治癒するであろうと思っていたのだが、マイナスドライバーでそれを掘削してもだめ。これから冬。氷がなくてもさして不自由はないであろうと「生かしておこう」と思ったところ、不思議なことに三段ある格納の二段目を抜き取って使うと機能が復旧する。
「さては冷凍庫の底面のみならず奥まったところにも氷結ができてやがるんだな!」と思い、くだんのドライバーを突っ込んだところで、ごっそりとまとまった氷結が、詰まった耳垢が取れるような気持ち良さで転がり落ちてきた。
さて、ここからが問題。奥まった左側面部分は撤去できたのだが、右側面に残っている氷結がどうしても取れない。放置して自然解凍を待つのも面倒くさいので、霧吹きに熱湯を注ぎ「しゅっ!しゅっ!」と振りかけるもいまいち。結局、放置した結果、昨日あたりに氷結全面撤去に至り、いちおうのところ復旧した。

ーーー
この冷蔵庫。購入してしばらくして機能不全になり、ブツの交換にえらい時間がかかった。そのときmixiだか2ちゃんねるだかで「バッタ物を買わされたバカ!」と罵りを受けた記憶がある。遠い昔のそんなことを思い出したこのごろ。