東北に行った(5):臭いたつ暗闇に鳴り響く突撃ラッパ!

「東北に行った」の本題。ザ・クロマニヨンズat仙台Rensa*1。ツアー最終公演ということで東京から飛んで行った。

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とりあえず暑かった。熱くなる前に、とりあえず暑かった。地下一階から七階のホールまで階段で昇るんだけど、チケット整理が混乱していて*2狭く密閉された階段空間を牛のようにゆっくり昇る。
普通は階段のホールでも「整理券100番代まで入れます!」とかプラカードやるけど、階段が狭すぎてそんなの気配もない。
四階あたりに「給水ポイント」なんてのがあった。紙コップが大量に捨てられている横に、なぜか一個だけ未使用のものが置いてあった。みんな、後の人に気を使っていたんだね(?)。
とにかく辿りついたら、もうくたくただよ・・・。
ところで、セットリストに

引き返すわけにゃいかないぜ
夢が俺たちを見張ってる

というフレーズの曲が登場した。心に響いたんだけどなんて曲だっけ?今までのライブでやってたっけ?ライブの後の余韻がおさまった頃にiPodで探しまくったけどわからない。結局、携帯電話で調べたら「雷雨決行」という曲だった。いい曲だな。

と思ったらスレタイになっていた。
2ch:【雷雨】ザ・クロマニヨンズは格好いいよな【決行】
ぜんぜん伸びていなくて、荒らしが荒らしになっていない。おっと本スレはこっちか。
2ch:ザ・クロマニヨンズ Part87
たぶん他のライブでもやっていたはずだけど、今回は妙にぴぴんとフレーズが飛び込んできた。夢に見張られたい。
あと大好きな曲「日本の夏ロックンロール」。季節がぴったりだなあ、て思った。とくに次のフレーズ。

風鈴ちりんと ロッケンロール 日本の夏はいい

真夏には早いけれども、風鈴ちりんと夏の景色を先取りだ。

開演前。近くの作業服姿の兄さんがiPhoneでステージを撮影していた。そして一枚だけ撮った写真をずーと見ていた。この人とっても楽しみにしていたんだろうなあ。
どうしても仙台まで来るライブは限られていると思う。バン宣のチラシもほとんどが東京や大阪方面の物ばかりだったし・・・。
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さて飛ばしていくぞ!
まず臭いだ。みんなの汗臭い体臭が凄いことになっていた。頭が頭痛で痛い。そして口臭。人間って、心が極度に興奮すると口臭が物凄くなることを思い出した。
いいぞ!いいぞ!
臭い度数が上がっていく中、前説の人が注意を与えていた。「守ってもらいたいことが5つ、、、いや6つあります*3」でダイブとかモッシュ禁止みたいな話の後に、

照明の関係で非常灯の明かりも消すのでよろぴく!*4

これ違法だろ?
とにかく真っ暗な闇に包まれた。鼻をつままれても分からないどころか、前の人のあたまをボコンしても分からないくらい。
そんな漆黒の闇から「突撃ロック」の進軍ラッパが鳴り響いた。

突撃の合図でステージの明かりが点いたとたん、もうみんな前にガンガン出ていく。後ろからの圧力が凄い。私は押し出されるように前へ前へ。
これ、本当に凄かった。私はいい歳なので後ろの方でじっくり観ようかな?とやや下がり気味だったけど、後ろのどこにこんなにたくさんの人がいたんだ?
立ち位置はメンバー4人が完全に視野に入るど真ん中のポジション。っていうか、狭いステージなんで、どこに立っててもど真ん中だ!
メンバーが密集しているので音も凄い。とくにベース音。アンサンブルとしての音量調整が失敗していないか?でもぜんぜん関係ない。
そして、さっそく禁止されたモッシュがごろごろ始まった。ケツでステージがよく見えねえんだよ!これだから、みちのくの田舎者たちは困るよなあ。
なんてなことは頭をかすめもせず、見ていて楽しくなったというか心から興奮したね。いや、ケツに興奮したわけではないぞ。
で、ごろごろしないみんなも手を振り上げながら、びょんびょん飛ぶもんだから、もう足踏まれまくりだ。おんぼろスニーカー。ライブが終わったあと見たら爪先が口ぱっくんになりかけてたよ*5
ヒロトのMC。

普段はあんまりしゃべったりしないんですが・・・。ぼくたちは、みんなを励ましたり元気づけたりするために歌っているわけではありません。元気をつけられるとも思っていません。でも、ロックンロールがみんなに元気を与えること。これは真実です。

東北の会場が感傷に包まれる、、、前にロックンロールが始まった。
ヒロトは煽りまくってた。そして初期ブルーハーツのように飛び跳ねて転げまわってた。やっぱり「最終」公演だ。東京公演とはぜんぜんテンションが違った。
「鉄カブト」もやった。前に封印したとかなんとか書いたけど、もうそんなの関係ない。大好きな曲だから四の五の理屈はいらないよ。
マーシーがギターソロを少し変えていた。あれ?こんなの弾けるんだ?*6って思ったことも四の五の理屈はいらないよ。そもそも、大歓声でギターソロもほとんど聞こえなかったし。
バックコーラルも聞こえない。「ヘッドバンカー」のおどけたコーラス「ふんふん」。こことても重要なところだと思うんだけど、まったく聞こえなかった。聞こえなくても心の中で歌っていた。
そして最後はもちろん「ナンバーワン野郎!」。

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終演後、汗を絞れるくらいになったTシャツ姿で牛タン屋に入った*7。臭いし汗ダラダラだから出入り禁止かもしれないなあって心配したけど大丈夫。生ビールを飲みながら一時間くらい放心した非日常。
でも、あの臭いは現実であり忘れないと思う。

*1:メモ。ザ・クロマニヨンズ ツアー2013:イエティ対クロマニヨン。17:45開場、18:30開演。チケット代4,800円、ドリンク別売500円。

*2:狭いホールだから当然だね!

*3:他の公演では5つだったのでトチったのだろう。

*4:もちろん脚色。なにかが起こったらすぐに点灯させますので安心してください、みたいな。

*5:そんな靴で塩竃とか石巻に行ったんだ。

*6:偉そうでごめん。

*7:「集合郎」という店。牛タンの味はよくわからなかったけど、飲み屋の神様(お手本)みたいな店長が良かった。壁に「アリとキリギリス」のサイン色紙が貼ってあった・・・