けろやん。メモ

はじめまして。こんにちは。

 信金立てこもり:簡易ライターと隠蔽捜査モノ

信金立てこもり:捜査員が突入、男を確保 人質4人は無事
テレビ各局では、18:00頃のニュースで実況中継をやっていた*1。その後は、おちゃらけタレントがバカ笑いしている番組が通常通りに放映。

店内に突入した愛知県警の捜査員が23日午前3時8分、男の身柄を確保、監禁容疑で現行犯逮捕した。また約13時間ぶりに人質になっていた職員4人全員を無事保護した。
(太字化は引用者、以下同)

事件はテレビじゃなくて現場で起こっていたんじゃないか!

県警は男の要求に応じ、拡声機、たばこ3箱、簡易ライター、弁当6人分を支店裏口に置く方法で渡し、

タバコどころか、ライターも所持していなかったそうな。陰謀論敵(陰謀論的)に考えると、あとでいろいろ出てきそう。
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ちょうど読んだところだった。

果断―隠蔽捜査〈2〉

果断―隠蔽捜査〈2〉

これも立てこもりを題材にした小説。SITやSATなんかの特殊部隊*2が出てきて緊迫した空気、そして突入が見事に描かれている。見所はこの後から始まるんだけどね。
今野敏の「竜崎シリーズ」を読み返しているところなんだけど、この「果断」が最高傑作かな?おっと、過去に一所懸命に感想文を書いていたぞ。
けろやん。メモ:今野敏「隠蔽捜査」(新潮文庫)〜危機管理と父権について。
けろやん。メモ:今野敏「果断(隠蔽捜査2)」(新潮社)〜大家族の物語
けろやん。メモ:今野敏「疑心−隠蔽捜査3」〜正論の人、惑う
これまでは、第一作の「隠蔽捜査」がすばらしいと思っていたのだけど、やっぱり現場物の「果断」が断然におもしろいや。
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冒頭記事より引用。

23日未明には「投光器で照らせ」という要求通り、正面玄関付近に投光器を設置した。

で、

23日午前3時8分(略)支店2階の窓ガラスをバーナーで焼き切って開け、次々と店内に入った。男がうたた寝をしたすきをついて逮捕した。

なんかヘンな展開と結末だなあ。

*1:中には「各党の主張を検証する:消費税の巻」を仕方なく放映していた局もあったが、消費税を早く切り上げて、速く中継に移りたいと落ち着かない局もあった。

*2:今回の立てこもり事件でも待機していたらしい(朝日新聞23日(金)紙新聞)。実際に彼らが突入したかは不明。