佐々木俊尚さんが*1、ネット世界で怪気炎を吐いて、ハテブ世界で人気者になってるようですね。
うーん、週刊誌世界の予定調和を弾劾しているようだけど、自己撞着しちゃってないかな?引用してみると、
でも私個人に関していえば、1990年代末まで新聞記者をしていて、正直に告白すれば、この週刊誌記者のようなひどい取材をした経験がないとはいえない。
でも2000年以降、インターネットというフラットな空間の洗礼を受けて、そのようなリアリティのない取材は今後はもう成り立たないということが生理的に認識できるようになった。つまりリアルな生々しい現実を、どうすれば自分の書く原稿に移し替えられるかどうかが、私にとっては最大のテーマとなったということだ。
(太字化は引用者)
えーと、インターネッツ=フラットな空間ってのは、佐々木さん自身の持論で、事あるごとに主張されてるよね。事実、そうなのか?ということについては、十人十色の意見があると思うよ。しかし、自身の感想を「今後はもう成り立たないということが生理的に認識できるようになった」と厚ぼったく述べられると、これも予定調和な話じゃないかな?って、私は思うな。
すなわち、インターネッツ=フラットな空間であるのだ!ということを言いたいがために、「心が汚れてしまった」と嘆いているのではないか?と、私なんかはヒネクレてしまう。
うーん、なんというか佐々木俊尚さんって、二極化した磁石みたいなんだよ。ネットでもその言説を拾うことができると思うけれども、面倒な人は、次の二冊を読み比べて欲しいな。
誰がウェブ2.0を制するか ネットvs.リアルの衝突 (文春新書)
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・・・という視点を踏まえて、冒頭のエントリを読んでみると、どうかな?皆さんの感想を読みたいものです。