バットを振ること、ではない。振らなくてもバントヒットは打てる。必要なことは、試合に出て、打席に立つこと。打席に立たなければ、何も始まらないですよね。
点差が開いた9回2死走者なしという場面での代打が続き、気持ちが高まらず結果も出ない。
「気持ちが高まらず」というのは、試合に貢献することから発するプロ意識の表れか、あるいは、気持ちの怠惰に過ぎないことだったのかもしれない。いずれにせよ、そのような苦境下にありながら、上記記事によるところの
ただならぬ雰囲気を察した同僚の1人はヒルマン監督に「2000本は僕らの願い。モチベーションを落とさないでほしい」と直談判。
した結果もあろう。2000本安打を記録した。
−−−
思えば日本ハムファイターズである。昨シーズン、日本一を北の大地にもたらせた「記憶」は鮮明に残っている。*1しかし、日本一の嵐の中で、両極端な選手である新庄、小笠原の両選手が球団を去った。
エンターテナーである新庄。そして、職人の小笠原。両者を対立的に捉えられる視線もあろうが、私は両者が両輪となってチームを牽引したと考えている。雑事の多い昨今である。職人が職人足り得る環境は苦しい。職人を支える、というより職人の盾になるべき人間が必要だと思う。
その盾が、新庄選手という偉大なるエンターテナーであったのではないか。
−−−
ところで、パ・リーグの最下位ってオリックス・バファローズなんですね。名前から分るように、近鉄バファローズから、選手を良いトコ取りした球団じゃあありませんか。一体、どうしたことなんでしょうか?というようなことを
- 作者: 宮内亮治
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/03/24
- メディア: 単行本
- 購入: 3人 クリック: 166回
- この商品を含むブログ (52件) を見る
*1:というのは、若干誇張が入っているので、⇒http://d.hatena.ne.jp/kerodon/20061022/1161525260を参照してください。