けろやん。メモ

はじめまして。こんにちは。

 球場に戻って:読売新聞広告

さてヤンキースvs.レッドソックス戦。

豪快なホームランあり、華麗なる走塁の三塁打あり、結構、今日は面白そうだぞ!と思ったのも束の間、小さなバッターがポコンッと打った打球がフェンスを越えて、レッドソックスが4-3と逆転。そして、そこからは、既視感溢れるグダグダな試合展開。すなわち、ヤンキースのリリーフ陣、出てくるたびに炎上して、ずるずると点差は開いてしまう。

なんというか、エリート集団(ヤンキース)が、野武士集団(レッドソックス)に遊ばれているような、そんな感じです。エリート、あるいは常勝チームというのは、常に強くあり、そして時に優しく微笑む、そんなハードボイルド風味・風格があってこそだと思うのですが。

この試合の唯一の見所(まだ試合はやっているみたいですが)は、レッドソックスの岡島投手の好リリーフ。なんだか、偉そうな解説者が、「岡島は手が付けられませんね、グフッ」と述べていましたが、その通り。そして、球場を訪れた満員の観客(現地の純粋なメジャーリーグファンも含めて)から観ても、この試合全体で、唯一の見所だったのじゃないのかな、と思ってしまいます。日本人投手の活躍が、唯一の見所。嬉しいのは嬉しいですが、セットアップ場面が試合の中心というのはなんだか、寂しい気がします。

さて、気になるのは、外野フェンス辺りで目に付いた広告看板。”読売新聞”と大きく輝いていました。思えば、私、あるいは周辺世代にとって、Mr.ジャイアンツと言えば原監督であったり、松井秀喜選手です。その松井選手が、渡米して抜け殻のように気が抜けてしまった読売ジャイアンツ

そして、その下降線を辿る読売ジャイアンツからトレードで放出されて、新天地北海道日本ハムファイターズ優勝に貢献した岡島選手。その彼も渡米して、試合の見所を創出するまでになっています。

その二人の対決を見守る”読売新聞”の広告看板。なんだか、とても悲しそうに輝いていました。