昨年、青島幸男が他界したことで、クレイジーキャッツを思い出して、年の瀬の慌しさの中でCDを購入した。
結成50周年 クレイジーキャッツ コンプリートシングルス HONDARA盤
- アーティスト: クレイジー・キャッツ,植木等,ハナ肇とクレイジー・キャッツ,谷啓,園まり,ハナ肇,藤田まこと
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2005/01/26
- メディア: CD
- 購入: 4人 クリック: 84回
- この商品を含むブログ (79件) を見る
−−−
今後、「植木等の死は、高度経済成長期に象徴される「平和」な日本社会の終焉でア−ル」、というような論調が、各方面で出てくると思う。社説や文化欄が舞台かも知れない。それはそれで、非常に興味深く、私も追いかけるであろう。しかし、クレイジーキャッツの音楽、あるいは映画「無責任男」シリーズを聴き、観ることを忘れてはいけないと思う。
とりわけ前者、彼らの音楽性を外してはいけない。萩原哲晶の陽気なメロディーに乗せる青島幸男の詩を朗々と謳いあげる植木等。そして、それを支えるクレイジーキャッツの完璧ともいえるアンサンブル。スポットライトの中心は植木等であろうが、練り上げられたサウンドも忘れてはいけない。
最後に「ドント節」の一節を引用しよう。
ドンと行こうぜ ドンとね
ハ ドンガラガッタ
ドントドント 行きましょう