けろやん。メモ

はじめまして。こんにちは。

 佐々木俊尚他「SNSの研究」(翔泳社)

なにかと話題で、ミドみたいなクスも喰らいついている切込隊長先生ですが、

http://kirik.tea-nifty.com/diary/2007/06/post_fe39.html

で、佐々木俊尚先生を持ち上げていらっしゃるようで。

思い返せば、梅田望夫佐々木俊尚は絶妙なタイミングでそれっぽいことを日本社会に投げ込んだ。それより時期的に前だと井上俊之になってしまうし、もっと知能が低いとKNN神田某になってしまう。そこしかないタイミングで、論壇や時評の世界にグーグルショックを紹介できたという点で、しばらく喰える。本人たちがその程度のステイタスでよしとするかどうかは知らないが。ただ、梅田本にせよ佐々木本にせよ、やはり完成度が高い。うっかり寝不足で読むと背後関係も知らずにそのまま信じてしまいそうな勢いだ。
(太字化は引用者)

梅田望夫先生効果はネット世界では[これはすごい]というのを実感していますが、果たして、現実世界で、[それがすごい]かというと私には実感が沸きません。そうすると、web2.0の旗印を旗印にした魑魅魍魎というか右往左往の住所不定無職で、「夢だけは大きいです!」と、道端でスクワット始める夢無き人々が襲い掛かってくる世界。

一方、佐々木俊尚先生が本気を出したら、凄いことは凄い、かもしれない。ヒルズ(黄泉の世界)を見上げながら、時流のおこぼれをもらっちまおう!な精神は立派であったし、その後、http://d.hatena.ne.jp/kerodon/20061217/1166353427で、私が感想文を書いた本は[たしかにすごい]と思ったね。

しかしね、http://d.hatena.ne.jp/kerodon/20060923/1158962145で、mixi絶賛していた彼が、SNSについて、共著として出した本、

SNSの研究 あなたはまだ「マイミク」のことが好き?

SNSの研究 あなたはまだ「マイミク」のことが好き?

これまた時流に乗った本であることは認めるけど、もう少し節操を持ったほうがよろしいかと、余計なお世話ながら、小さな声で呟きたくなるものでした、ゴンス。装丁も酷いものだね。

 探し物はこれなんですけどね。

隠された十字架―法隆寺論 (新潮文庫)

隠された十字架―法隆寺論 (新潮文庫)

押入れをヒックリ、ドンガラしても見つからない

(´・ω・`)

変わりに見つかったのが、

てのひらの闇 (文春文庫)

てのひらの闇 (文春文庫)


ジョン・ケネス ガルブレイス「経済学の歴史―いま時代と思想を見直す (単行本) 」。(なぜかアフィできない)

前者は、読みたいよ、と思っていたのだけど、手元になければ、「べつにいいや!」だったけど、後者は、その存在すら忘れていて、発見した時に、グズグズ、ムクムクと読み始めた。小説も楽しいのだけど、歴史語りの書物も楽しいですね。