けろやん。メモ

はじめまして。こんにちは。

岡嶋二人「眠れぬ夜の殺人」(講談社)

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岡嶋二人「眠れぬ夜の殺人」#読了

つながりが見えない連続殺人事件が発生。共通点は、酒に酔った上での過失致死と思われていることだったが、その背後には・・・。

岡嶋二人の王道であるコンビ物(の一種)です。その男女が魅力的で、真相などどうでもよくなってしまうほど。真相。ちょっと怖いです。

小栗虫太郎「黒死館殺人事件」(桃源社)

友人とぶらぶら早稲田の古本屋街を歩いていたら、思わぬ掘り出し物に出くわした。


桃源社版「黒死館殺人事件」(初版)。

立ち読みしたら、所有している創元推理文庫版よりも挿絵が豊富のような感じだったので購入した。帰宅して挿絵を比較したらおんなじだった。初出の雑誌「新青年」連載時のものを完全再現しているのだった。

さておきメルカリとかヤフオクで検索してみると、ずいぶんな高値で出品されている。でも、まだ乞食ではないので転売しないよ。じっくり読んで、愛でることにする。

壊れちゃった・・・。

むかしクラシックギターを練習していたんだけど、こんどはアコギのブルースの練習を始めた。バリバリやるぞ!と思ったら、楽器のネックがおかしくなってしまった。ロッドを調整しても治らず、楽器屋さんに修理に出したんだけど、修復ができないとのこと。うーん。

ヤフオクを覗いたら、評価の高い出品者が「よく鳴りますよ!メンテもしっかりやりましたよ!」という中古が出ていて心惹かれた。その物品は、Nippon Gakki(YAMAHA)の国産初のアコースティックギターなんだ。

国産初って気になって、いろいろ調べたら私の生年よりむかしに作られたものらしい。もうビンテージと言ってもおかしくない。私もビンテージってことだけど。

さて、ちょっと高いけど落札しようと思ったんだけど、その機体は指弾き中心のブルースではなく、ストロークで弾き語るのに向いている模様。いろいろなシチュエーションをノートに列記して検討して、その国産初はやめることにした。

むかしから欲しかったずいぶん高いマーチンの000-28を購入するか迷っているところ。

つれづれ。

方丈貴恵「アミュレット・ホテル」(光文社)

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方丈貴恵「アミュレットホテル」#読了

本格ミステリ大賞ノミネート作品。ホテル内で殺人などを犯さなければ、バズーカー砲なり毒薬なりが手配されるアミュレットホテル。事件に臨むはホテル探偵。

設定があれな割には、論理で導く推理物が中心の短編集で、主人公が成長していく過程が見どころです。

佐藤さとる「だれも知らない小さな国」(講談社)

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佐藤さとるだれも知らない小さな国」#読了

1957年発表の児童書。なんどもなんども繰り返し読んでいる。

小人のコロボックルと人間のあたたかい交流の物語です。コロボックル目線だけではなく、人間の目線も捨て置かないところがいいです。ファンタジーの嚆矢と言ってもいいのではないかな?

倉知淳「片桐大三郎とXYZの悲劇」(文春文庫)

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倉知淳「片桐大三郎とXYZの悲劇」#読了

短編4本を収録。金属バットなどがありながら、殺傷力の低いウクレレで撲殺したのはなぜか?

耳の不自由な元映画スターが謎に臨む。

連作短編集なのですが、4編目の「掌編」での収束の見事さ!そしてその美しさったらありません。

オススメです!

西村賢太「蝙蝠か燕か」(文藝春秋)

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西村賢太「蝙蝠か燕か」#読了

西村、最晩年の作品集。

西村さんは、2022年2月5日に死去されましたが、表題作「蝙蝠か燕か」は2021年末に雑誌掲載されたものです。そして、それは自らの死を悟ったかのような筆致です。

・・・本当に惜しい人を亡くしたものだとしみじみと読みました。