<Twitterへの投稿の転載です(付記あり)>
カーター・ディクスン「白い僧院の殺人」#読了
白い僧院の別館で殺人が発生するが、雪の上には一筋の足跡しかなく・・・。
密室物のひとつである足跡のない殺人物です。トリックが解明されたときの驚きと納得感に満足。あとは後半で繰り返される「かぼちゃ頭の理論家」という罵声に大笑いしました!
(付記)
やっと読めた!ミステリ好きにとってモニュメンタルな作品。
しかし入っていくのに苦労した。英国と米国を股にかける設定なんだけど、いまどちらにいるのか?って迷ってしまうほど。「カーの翻訳はメチャクチャなものがある」という定説・・・ではなくて、「カーの原文にはメチャクチャなものがある」というのが正しいのではなかろうか?
ちなみに本書は新訳版。とはいえ新訳版も神様さんではなく、問題もあるようで。