けろやん。メモ

はじめまして。こんにちは。

 本の取り扱いと昨今の政治情勢について。

近所のブログに読了した積読本についての考察があったので、私の環境について書いてみよう。
最初は未読である文字通りの積読本について。
私はコレクターというわけではないと思う(たぶん)んだけど、未読本が山ほど手元にある。小説にかぎらず、歴史物や経済関係。
小説については、(前にも書いたけど)芥川、太宰、漱石の全集(ちくま文庫版)がヤフオクで安く出品されていたので購入したのだけど、ほとんどが未読。
芥川については、読み直したところ初読とは異なる感慨を抱いて、まさに再読の効を得た。太宰は再読できなかった。漱石については、むかしからあまり好きではなかったので読んでいない。これを機に読んでみようとは思ってはいる。

『夏目漱石全集・122作品⇒1冊』

『夏目漱石全集・122作品⇒1冊』

さておき近所に漱石山房記念館ができた。
新宿区立漱石山房記念館
外から見ると「オシャレなカッフェじゃないか!」と見まごうばかりだけど、人が少なくなったら覗いてみようと思っている。期待はしていない。
次。歴史物。
一時期、戦前の社会・経済状況について調べていたことがあったので、その関係の本が山と積まれている。
二・二六 帝都兵乱

二・二六 帝都兵乱

官僚制としての日本陸軍

官僚制としての日本陸軍

名著。このあたりは、繰り返し読んでいるんだけど、手を付けていない本もたくさんある。困ったことに。ただし現在の政治状況を鑑みるにつけて、このあたりはどんどん読み込んでいくつもり。
歴史に学ぶ。
次。経済関係。
どしゃめしゃ。経済史については結構読んでいるんだけど、なにぶん私には経済理論についての知識が皆無なので経済史物を読む際も苦心惨憺するに至る。これの解消は難しそうだけど、がんばらなくっちゃ。
理論をやさしく概観できる新書。続いて既読であるものの積読になっている本。
これ要するに読み終わったんだけど、手元に置いておきたいというもの。私は読んだ本をしばらくすると、そのことごとくが記憶の彼方に消え去ってしまう。したがって、ある意味再読の楽しみがある。そんなことで捨てられず積読になっている本が山ほどあるわけ。
感銘を受けた記憶があるハードボイルド小説。
帰りなん、いざ (新潮文庫)

帰りなん、いざ (新潮文庫)

今後、絶対に読まないであろう本は捨てる準備をしてある。具体的には部屋の靴箱(結構大きい)に一時的にブチこんであり、紐でクルクル巻いて完全廃棄の運びとなっている。
以上のようなことが、私の積読本事情であるが、その結果いかなる現状が待っているであろうか。本を買わなくなった。新たに購入する本のスペースが乏しいという事情もあるが、なにしろ積読本って精神的負担になるから。
書いた。
けろやん。メモー書籍は資産なのか?あるいは精神的苦痛を与える負債なのか?
そんなわけで、えらい古い本を読んでいる。親本は2009年3月刊行の社会情勢ついての考察。リーマンショック直後の(緊急)刊行であり、2001年9.11の米国同時多発テロ、あるいは2011年3.11の東北大震災が発生する前の本。本来時節に合わせて読むべき本だと思うけれど、いま読んでも示唆に富んでいる。
歴史に学ぶ。