けろやん。メモ

はじめまして。こんにちは。

 長野に行った(7):拾遺、あるいは長野気質について。


今回の長野行き。
けろやん。メモ:鬱勃たる生活日記2
という体調不良だったので、木曽路に行くことはあきらめていた。
けろやん。メモ:木曽路はすべて山の中である。私の中はすべて余所事である。
そんな中で木曽路に行けたこと、そしてなによりも事故(体調悪化)らなかったことがうれしい。また馬篭あるいは妻籠には10年ちょっとくらい前(?)に行ったことがあったが、そのときは友人たちと一緒で自由が利かなかった。
今回は定番の観光ルートではあるものの自分で計画を立てて自在に往来できたことも収穫。また延泊したことで、ゆっくりと木曽路を堪能できた。当初の予定ではその日のうちに名古屋に出て帰京するつもりだったので、落合の石畳とかを歩く余裕がなかったと思う。
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ホテルの近くで美味い焼き鳥屋に出会えた。こちら。
食べログ:とりこまち 長野駅前店
店主(?)の兄ちゃんが蘊蓄を語り出して止まらない店。これには辟易しそうなものだったけど、旅先だから楽しく勉強になった。
この店の焼き鳥は、内臓は岐阜から取り寄せ、肉や軟骨は長野地産を使っているとのこと。私は鶏肉にはうるさいんだけど*1美味かった。
旅先。禁酒していたんだけど、まあ旅先ならということで地酒を飲んだ。夜明け前と岩清水というやつ。私は日本酒にうるさくないから*2美味かった。いやうるさくても美味いと思う。
この店の影響で東京に帰ってからも焼き鳥熱がおさまらず、何軒も喰い歩いた。お勧めはこちら。
ぐるなび - 奥美濃古地鶏 ZENNO(新宿/鳥料理(鶏料理)
文字通り奥美濃地産の鳥料理屋。新宿の外れにある隠れ家みたいなところ。はつとせせりがとても美味い。行く時は予約必須だと思う。ただカウンター席の席が一人用のソファみたいで、焼き鳥屋の風情がチョット欠けている。
こちらもお勧め。
鶏料理 えん - 門前仲町/鳥料理 (食べログ)
ここは軍鶏の鳥料理屋。客が少なかったので、あまり知られていない店だと思う。やげんが絶品。絶品って焼き鳥らしくないので言い換えるととても美味かった。近くに有名な焼き鳥屋もあるんだけど、そこは高くて不味かったし店主の態度はむかついたし損をした*3
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けろやん。メモ:長野に行った(6):木曽路はすべて山の中である。
地図で見るとこんな感じ。太い点線に注意。後述。

地図をみてほしい。馬篭から妻籠に至る道筋に県境の太い線がある。これは、本来の国境(くにざかい)でもない*4

馬籠宿 - Wikipedia
かつては長野県木曽郡山口村に属したが、2005年(平成17年)2月の山口村の越県合併により岐阜県中津川市編入された。

そう。太い点線は長野と岐阜の県境。馬篭宿は岐阜県になっていた。このことは長野行きのどこかで気が付いて茫然とした覚えがある。すなわち島崎藤村は長野が輩出した大作家ではなく、また夜明け前という日本酒は長野の地酒ではないということ。まあチョットしたトリビア
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焼き鳥屋の後、ホテルに帰りたくなくて、町を彷徨いながらバーに行った*5
一人でシェーカーを振ってた信州大学の大学院生と話したら、馬篭事件は彼も知らなかったし、馬篭に行ったこともないとのこと。これは東京で生活している私が、桧原村はいまだに桧原村であるということを知って驚いているような感覚かな。ちがうか。
話を戻して大学院生が切り盛りしているバー。彼とは戸隠神社長野市内のことを話した。曰く「戸隠神社江原啓之が取り上げたからパワースポットになった」「長野市内は長野オリンピックの焼け畑ともいえる」。
オリンピックの傷痕。たしかに駅の繁華街を見ても分からなかったが、駅の反対側は呆然とするような何もない空き地が大きく展開されていた。
話が逸れそうなので長野生まれの育ちの信州大学の学生。長野について先述のようにマイナスのことを言いながらも、飄然としていたのが印象的。育ったところのマイナス面を話しながらも都会に媚びることがない。
かといって国自慢をして押しつけるという排他的な面もない。ここに生まれ育って、そして生活している、ただそれだけ。焼き鳥屋の店主やラウンジの女の子からも同じような印象を受けた。
ただいずれもが上田市内に暮らしているということだから、長野市(内)を客観的に観れるのかもしれない。
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長野行きの話はこんなところかな。あと再来年の大河ドラマが真田物らしいので、長野は盛り上がっているみたい。とりわけ上田市が力を入れているんだってさ。

 < ツイッターやってるよ!https://twitter.com/keroriyan

*1:唐揚げ含む。

*2:普段、日本酒は絶対飲まない。

*3:六本木の本店からの暖簾分け。焼き場は若者がやっているので首だけ店主かな?と思うけど。。

*4:ちなみに国境は「くにざかい」と読みます。日本に「こっきょう」はありません。国境のトンネルを抜けると雪国も、くにざかいのトンネルを抜けると読むことでリズムが整います。

*5:ホテルの部屋は、なにしろ狭いし、明かりが暗いし、空調も壊れかけていた。でも安かったので、こんど行くときも利用するつもり。