けろやん。メモ

はじめまして。こんにちは。

 霞が関の情報アトラクション

ミクシィ(らしき会社)が大変なようですね。

「オレンジのソーシャルな会社」の怪文書投稿--ミクシィは250名を超える組織改編へ
ミクシィではまず、派遣社員や業務委託については、契約期間終了に伴って期間の延長などをストップ。そしてその穴を埋めるため、複数部署の正社員約30人をカスタマーセンターに異動させることにしたという。

こういう新興企業*1ってもっとズバっと断行をふるうものかと思ってたら、一応IPO企業なんだったね。あのときは熱狂はいずこへ?
記事で、私が気になったのはつぎのくだり。

ミクシィでは、社外からイントラネットにアクセスするためにVPNを利用している。しかし、異動対象となった社員のアカウントでのVPN接続が同日の夜以降できなくなった。つまりこれまで利用していたアカウントが削除されたというのだ。

なんと!社員が社外からイントラネットに接続できなくなってしまったというのだ!なんと!社員は社外からイントラネットに接続できるというのだ!すごいな。
問題のイントラネットの情報とは、

ミクシィではイントラネット上で社内規則やさまなざま情報を掲載している。

だそうな。社内規則「祖父が天寿を全うされた場合は慶弔休暇は3日間取得できます」「育児休暇は6ヵ月あります」。これらを社外からアクセスして分かるのは便利ですよね。
問題は、掲載されている「さまざまな情報」だと思うんだ。
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世界経済がぶっ壊れそうになったリーマンショックの頃。事情通は証券会社の入ったビルを注視していた。フロアの配置、たとえば12Fはディーリングルームで14Fにはマネージャールームとかはもちろん確認済み。
で、深夜にビルを見上げて会社の動きを捕捉する。すなわち、太陽の沈まぬディーリングルームは別として、いつもは点灯していないルームが煌々と輝いていたら、海の向こう(アメリカとか)で動きがあり、その対応を練っているということを想像する。
そして、そういう普段と違う景色があると翌日(当日の朝か)に金融市場で大きな動きがあることがままある。ちなみにディーリングルームは蛸足配線世界だから簡単に引っ越しはできない。
・・・まあ、これは私のフィクションに近い部分がありますけど。ちなみに大手証券会社のディーリングルームの酸素濃度は人為的に高く設定しているそうです。頭をすっきりさせて、反射的にトレードするためですね。これは、物の本に書いてあったことの受け売りです。
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最近、ノマドで働こうってやつ、流行っているようですね。実際、喫茶店でパソコンのちっちぇえキーボードを叩きながら仕事をしている人をよくみかけます。周りが茶を飲んでいる横で、パソパソするってことは、本人にとっては仕事しているんだ気分になるという面では効率的かもしれない。
でも、複雑な表を作って、グラフ作ってってなんて、もっと落ち着いたところで、大きなパソコンを使ってやりなよ。なんだか見ていて、こっちの気が滅入っちゃう。
で、仕事内容はだだ漏れ。メールのやりとりなんかはてきめんだね。ああ、この会社とこの会社は契約関係を結ぼうとしているんだなとかわかっちゃう。
で、メール作業が終わると一服しながら会社に電話。「先方が渋くて値段を下げろっていうんスよぅ。え?注文数量をを引き上げるからそれで交渉してみろデスかぁ?ラジャー!」とかでっかい声で話したり。ちなみに、「先方」「値段」「注文数量」等は具体的な名称と数値入り。
こういうのって霞が関近くの喫茶店でも見かけるんだよね。ナニナニ省がらみの外注システムについてのコンペ情報とか。
結局、ITだなんだって横文字ながら日本の企業社会は、牧歌的なんだなあって思ったりしている。

*1:ミクシィはIT関連の古顔である、と反射的に考える人はIT脳だと思う。