けろやん。メモ

はじめまして。こんにちは。

 丁寧に生活すること。

AERA2010.1.18号の記事「生き方の政権交代 実現したのか」を読んだ。引用してみよう。

戦略を立てて努力をし、少しでも幸せに近づこうとする競争が最近、社会を覆い尽くしていた。でも、昨年、少し空気が変わったように思える。

うーん、どうかな?マグマ大使に似た女性の本は相変わらず溢れかえっているし、有象無象の人たちも「名刺本」(名刺代わりの一冊という意味ね)として戦略云々を語っているであろう本を出しているように思う。

で、記事は「空気が変わった」ようだが、それは本当か?ということで、「総合幸せ度数」なる基準で市井の人々にアンケートを取った結果を発表している。そこで語られるのは、年収であったり、安定した仕事であったりする。ライフラインについてですね。

しかし、いくつか興味深い分析と声があったので、これまた引用しよう。

調査から見えた、幸せに大事な要素は「ポジティブさ」だ。「努力すれば何でもできるか」という質問に「非常にそう思う」「ややそう思う」と答えた人は、総合幸せ度数が高い人ほど多い。

おい、結局、冒頭の「戦略を立てて努力」という旧世界の遺物は残っているじゃねえか!と、カチンと来る前に、私は留保を付けながらですが、納得しました。後ろ向きでは、幸せは生まれないかな?って。

続けて、

以前は忙しくて外食ばかりだった。今は自炊で、なるべく体にいいものを食べる。夫の健康にも気を使える。丁寧な暮らしができる日常に幸せが宿っていると感じる。
(太字化は引用者)

私の健康に気を使ってくれる奥さんはいませんが、なにか。ではなくて、太字化した箇所。「丁寧な暮らしができる日常」、はたっと気がつきました。丁寧に生活すること。丁寧な日常を送ること。これって、素晴らしくないですか?

この記事を私なりに結論づけると、丁寧に生活することに対してポジティブに生きるということが大切というもの。幸せ?それは後からついてきたり、足元から湧き上がってくるものかな。