けろやん。メモ

はじめまして。こんにちは。

 夢から外へ

昨晩、久しぶりに行きつけの飲み屋の暖簾(文字通り汚い暖簾)をくぐって、その店で唯一褒められる揚げ出し豆腐を食いながら、焼酎を少し飲んだ。店内は、やはり閑古鳥が、チュンチュンしており、おばちゃんとベラベラ話したり、本を読んだりする。その合間に流れたテレビニュースが、

圏央道の工事差し止め訴訟、反対住民らの訴えを棄却

ちょうどGWの前半に高尾山に足を運んだ私は複雑な気分になった。複雑というのは、文字通り複雑で、高尾山という山域は、もしかしたら微妙な歴史的背景を持っているのではなかろうか?と、足を運んだときに感じたことと、単純に新緑の美しさの間に横たわるような複雑さ。

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店を出て、つけ麺を食う。30代半ばになると食生活も自然と考えるようになり、脂の浮いたギトギトラーメンなんかは避けるようになってしまった。でも、替え玉を追加してしまうところが、意志の弱さであり、金曜夜という悲しきサラリーマンの解放感というものだろうか。
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部屋に戻り、日本茶を飲みながら、低く鳴らした音楽に酔い痴れようとしたが、横丁に押し込んだ現実世界のもやもやしたことに思いが流れる。人間の心、正確には脳というのは、メカニカルで残酷だから困ってしまう。

茶を飲み干して寝床に横たわると、吸い込まれるように眠りに落ちた。目覚めた時に、楽しい夢の断片が残っており、天井を眺めながら、楽しさの余韻に浸っているうちに、夢を求めて、再び眠りの世界へ。

二度目に目覚めた時、夢の断片は消えていた。窓一面にピーカンの青空が広がっている。