ツイッターに投稿したのを置いておこう。
ブログだとAmazonの書影で映えるしね。
あと、せっかくなのでセレクトした作品に、一言コメントを付しておこう。
それにしても、今回の文芸作品篇を見てもらうのは、なんだか恥ずかしいなあ・・・。
でも始めましょう。
1.太宰治「人間失格」(角川文庫)
ちがう系統ですが「
富嶽百景」とかも好きです。
2.芥川龍之介「杜子春」(新潮文庫)
インパクトでは「歯車」なんだけど。・・・やっぱり好き。
3.梶井基次郎「檸檬」(角川文庫)
これは正真正銘に大好きな作品。
4.夏目漱石「行人」(岩波文庫)
主人公と兄嫁が同室で眠る(寝るじゃない!)場面にヤラれました。
5.西村賢太「墓前生活」(角川文庫)
破天荒とか無頼の作家と呼ばれる
西村賢太。しかし、その出発点はわりと静かなものだったのです。
6.坂口安吾「堕落論」(集英社文庫)
小説ではないのですが・・・問答無用でしょう!
7.安部公房「終わりし道の標に」(講談社文芸文庫)
Amazonの書影は
講談社文芸文庫版で、これはもともと真善美社版とよばれるものを基にしています。
新潮文庫で出ているものとは異動が大きく、前者の
講談社文芸文庫版がおすすめです。
8.大江健三郎「遅れてきた青年」(新潮文庫)
幼少期、家に転がっていたのを読みました。母が大江さんと高校の同窓で、学年は違うもののよくお見かけしていたそうです。
9.村上春樹「ねじまき鳥クロニクル」(新潮文庫)
ハルキストではないですが、この作品だけは何度も繰り返し読んでいます。救済の文学というのが、私の位置付けです。
10.上田秋成「雨月物語」(角川ソフィア文庫)
時代を超えて打ち迫る妖艶なる世界。
あと忘れていたものなどの拾遺です。
島崎藤村「夜明け前」(岩波文庫)
「木曽路はすべて山の中である」の冒頭の一文にノックアウト。重厚な物語も魅力的です。
鴨長明「方丈記」(光文社古典新訳文庫)
方丈の庵に経典と楽器を抱えて引きこもる。夢の世界だなあ。
伊藤整「若い詩人の肖像」(小学館)
三島由紀夫「奔馬」(新潮文庫)
最後の場面の絵画的な美しさに尽きます。
(本稿以上)