けろやん。メモ

はじめまして。こんにちは。

船戸与一「三都物語」(新潮文庫)

読了日:2021年9月9日(木)
所蔵:2021年8月28日(日)、ブックオフ、110円
書誌情報:2003年9月 新潮社より刊行

<感想>
国内外野球界を股にかけた連作短編集。連作短編集は私の大好きなジャンル物だが、ばっちり以上の及第点。

さておき。

船戸作品では珍しく人物造形が濃厚。そして、それを踊らせる舞台設定やギミックがお見事。

サブマシンガンの乱射のない船戸人間ドラマが、めくるめく演じられている。

北上次郎の解説もいい。

評価:5/5