けろやん。メモ

はじめまして。こんにちは。

 抜身の刃を御自らの喉元に突きつけた男。

NHKオンラインー天皇陛下 「生前退位」の意向示される
天皇陛下は、数年内の譲位を望まれているということで、天皇陛下自身が広く内外にお気持ちを表わす方向で調整が進められています。

引用で示したように確報ではない。確報ではないがゆえに、直球が安倍政権とその裏で蠢く日本会議の内角をえぐり迫っているのだ。言葉は適当ではないが、これは天皇陛下による「クーデター」である。
安倍政権(そして日本会議)とはなんなのか?
日本国憲法を破壊することを目的とした連中である。その邪な野望を実現するためには手段を選ばない。いま日本国憲法を破壊すると書いたが、穏当に表現するならば改憲である。
私は自分の主張を押し付けることは好まないので(争いが嫌いだからだ)、改憲についてもその是非については、読者自身で考え抜いて、自らの意思を持ってほしいと思う。
ただし、安倍政権が手段を選ばずに改憲に邁進していることは知ってほしい。
手段。体外政治的には中国との揉めごとで、国民のナショナリズム、あるいは憲法第九条改憲を煽る。もちろん中国にも責任はあると思う。だから中国さんは、お願いだから大人しくしていてほしい。頼む。
次に経済政策。ここを読んでくださっている皆さんには、耳にタコができていると思うが、円をばらまいた結果のアベノミクスだ。ポイントは「結果」だということ。私はアベノミクスが経済政策だとは考えていない。
2020年には東京開催のオリンピックが控えている。(主として外部要因によって)金融政策に窮した安倍政権は、なりふり構わぬ財政出動に打って出るであろう。町の書店で田中角栄の関連本がずらりと平棚に並んでいるのは、その下準備である。
このように国民感情を自在に操り改憲に突き進む安倍政権。ナチス・ドイツのヨーゼフ・ゲッベルスが如き人物が近くに潜んでいるのだろう*1。だいたい検討はつくが。
先の選挙の結果、参議院において改憲勢力が2/3を獲得して衆参両院で改憲発議が可能となった。
改憲に向けて順風満帆のようであるが、英国のEU離脱問題(Brexit)が一石を投じた。Brexitとはなんだったのか?
その本質は国家、そして国民の分断が表出してしまったということだ。僅差での離脱決定。そして明らかになった地域・世代間の指向性の絶対的な断絶。
日本国民(有権者)は改憲国民投票に危機感、あるいは当事者意識を抱いたと思う。
さて冒頭の記事について。他の記事を引用する。

今上天皇の切り札か?“朝敵”安倍政権を追い詰める生前退位騒動
歴史的には事例は多いとしても、この200年においては例がなく、皇室典範にも規定がありません。そうなると、何よりもまず皇室典範の改定、あるいはその是非について慎重に議論を進めることになります。これは憲法改正に優先します。有識者の意見を広く集め、粗相なく進めようとすれば、相当な時間をかける必要があり、結果として安倍政権中には憲法改正にたどり着けなくなる可能性があります。
(赤太字化は引用者)

安倍政権が朝敵であるか否かには興味が無い。しかし彼らが手段を選ばず改憲に向かっている以上、そして天皇陛下の御真意はいかにあれども、私は諸手を上げて快哉を叫びたいと思う。
(付記)
みんなにぜひとも読んで、そして考えてほしい。
自民党 憲法改正推進本部ー日本国憲法改正草案

*1:この部分は他のブログの表現を借りた。