けろやん。メモ

はじめまして。こんにちは。

 仲良く戒厳令下

昨晩、飲み屋のカウンターでちびちびと焼酎を飲んでいた。後ろのテーブルの客がえらい偉そうで、斜め後ろのおばちゃん家族は妙なる雰囲気を出していた。まあ、あまり気にしなかったけど。
その二組が退出するときに、斜め後ろのおばちゃんに声をかけられたカウンターにいた男。まあ、店でちょくちょく顔をあわすらしい。で、おばちゃん一家が退出してカウンターの男と私だけになった。
店長「あの一家、宗教ですから・・・」。
カウンターの男。非常に落ち着いた感じで、私と同じように焼酎をちびちびやっていた。私が店長に「最近、あいつ(A)来てる?」と聞いたら、「最近、来てないですね。あ、この人Aさんの同級生ですよ」と、途中からカウンター男に紹介された。
意外なところで繋がりがあるんだな。私は空白の10年間を抱えていたこともあり、彼が話す昔の友人たちの蛮行を聞いていて、楽しかった。
ウケを狙って海パンにゴーグルを着けて登場した人間。待ち合わせの友人たちは到着しておらず、店内の空気が真っ白になって海パン姿で小さくなってビールの泡を見ていたんだってさ。
なんだか知らないけれども、私が会いたいと思いながら会えない友人のことも知っていた。彼の連絡先はなんとか手に入れているので落ち着いたら会ってみよう。周りの友人たちの中では珍しく高い学歴な人間だ。
で、このカウンター男。いったい何者だ?と思っていたら、彼の言葉のふしぶしから、Aとは汚い屋台(おでん)で知り合ったそうな。いまは、Jリーグ関係の仕事をしてるんだってさ。体育局(体育会系)のサッカー部で活躍していたらしい。
彼は「君たちの世代はみんな仲が良くていいよ」と言い置いて去っていった。たしかに10年ぶりに来訪した町の空気は落ち着いていたしなあ。20年前は、町に殺伐と戒厳令下のような空気が重たく流れていたくせして。