- 作者: ドン・ウィンズロウ,東江一紀
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2009/08/25
- メディア: 文庫
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メキシコ、アメリカを横断する麻薬カルテルの物語。数え切れないほどの「主人公」が登場して唖然とするが、それぞれのフォローが素晴らしく深みのある表情が縦横無尽に駆け巡る。
引用してみる。
ノーラはもういない。証言を終えたあと、表舞台から消えて、新しい人生に巣立っていった。カランもやはり、姿を消した。ふたりがいっしょにいてくれたら、うれしいのだが・・・。想像すると、心が慰められる。
裏切り、殺戮の嵐の後の一滴の清涼剤で、物語は幕を閉じる。
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オッカケ作家がひとり増えてうれしい話です。